弥勒仏
歓喜自在・未来仏・包容寛厚

弥勒仏

弥勒菩薩 | 笑い仏 | 布袋和尚 | 大腹弥勒

紹介

弥勒仏は仏教における「未来仏」であり、釈迦牟尼仏の教えが滅尽した後に人間界に降誕し、次の仏となって広く衆生を済度すると予言されています。台湾では弥勒仏は大きなお腹で笑顔を絶やさない布袋和尚の姿で表されることが多く、「大きなお腹は天下の容れ難きことを容れ、大きな口は笑って天下の笑うべきことを笑う」という意味が込められ、最も親しまれる仏教の造形の一つです。

伝説

弥勒仏の信仰は『弥勒上生経』と『弥勒下生経』に由来します。経典によると、弥勒菩薩は現在、兜率天(トゥシタ天)に住み、時が熟すのを待って人間界に降り立ち成仏するとされています。中国の民間では弥勒仏と五代後梁の「布袋和尚」(契此)が一体化されました。この雲遊する太った和尚は常に笑顔で、大きな布袋を背負い、人に会うたびに「我に一つの布袋あり、虚空に罣礙なし」と語りました。入滅の前に偈を残しています。「弥勒は真の弥勒なり、分身して千百億、時々世人に示すも、世人自ら識らず」。人々はそこで初めて、布袋和尚こそ弥勒仏の化身であったと悟りました。以来、大腹の笑い仏の姿が中国と台湾で最も人々の心に深く刻まれた弥勒仏の姿となりました。

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