
祀られている神様
紹介
馬祖境天后宮は南竿の馬祖港のそばに位置し、海に面した馬祖地域で最も重要な信仰の中心であり、世界で唯一「媽祖の霊穴」を有する廟でもあります。正殿の神龕の前方数歩の距離に、伝説上の媽祖の遺体が埋葬された場所があります。伝えによると、媽祖の父と兄が漁に出て帰らず、林默娘が海に飛び込んで父を救おうとして不幸にも命を落とし、遺体が南竿の馬祖澳口に漂着、村人がその孝心に感じ入り、埋葬して廟を建て祭祀しました。「馬祖」列島の名前は「媽祖」に由来し、清光緒20年のイギリス海軍の海図にはすでにこの島が「馬祖」と記されており、この地名が文献に最も早く出現した記録です。毎年旧暦9月9日には「媽祖昇天祭」が行われ、馬祖の年間で最も盛大な宗教祝典です。
歴史
建立年代はすでに不詳ですが、歴史は極めて古いものです。宋朝の時期にはすでに南竿の馬祖澳に人が住んでおり、宋代の磁器の破片が出土しています。『三山志』には南竿が「上竿塘」と記録されており、明清時代には南竿塘と改称されました。廟は数度の重修を経ており、碑文で確認できるものとしては、民国32年に張逸舟が撰した「重脩馬祖島天后宮記」や、民国52年の彭啓超将軍の題名があります。民国90年(2001年)に旧廟を取り壊して新築し、莆仙地方の設計師を招き、湄洲媽祖祖廟の様式に倣った宮殿式廟宇として建造され、今日の規模となりました。