伝説
パイワン族の創世伝説によると、太陽が大武山の上に2つの卵を産み落とし、1つからは百歩蛇が、もう1つからはパイワン族の始祖が孵りました。そのため百歩蛇とパイワン族の人々は「同胞」であり、百歩蛇はパイワン族を兄弟姉妹のように守り続けているのです。もう一つの伝説では、パイワン族の頭目の娘が人間の姿に変身した百歩蛇の青年に恋をし、2人は結婚して頭目の子孫を繁栄させました。これが頭目家族だけに百歩蛇のトーテムの使用が許される理由とされています。パイワン族の階級制度において、百歩蛇のトーテムは貴族の身分の象徴であり、平民がみだりに使用することは許されません。百歩蛇に出会ったとき、族人は決して傷つけることなく、敬意をもって道を避け、粟酒やビンロウを捧げて敬意を表すこともあります。
