伝説
ブヌン族で最も有名な伝説は「射日神話」です。太古の時代、空には2つの太陽があり、大地は焼け付く日差しに照らされ、川は干上がり作物は枯れ、人々は苦しみにあえいでいました。部落の勇士は幼い息子を連れ、太陽が昇る場所へ向かって太陽を一つ射落とすことを決意しました。父子は山を越え谷を渡り、幾多の困難を経て旅を続けました。途中で父親が植えた橘の木がすでに大木に育っていたことが、旅の長さを物語っています。ついに天の果てに到達し、勇士が弓を引いて太陽の一つを射抜くと、射られた太陽から流れ出た血が空を赤く染めました(これが夕焼けの由来です)。傷ついた太陽は次第に暗くなり、月へと変わりました。こうして空には太陽と月が一つずつとなり、大地は生気を取り戻しました。Dihaninはブヌン族の勇士の勇敢さを見て、粟の種を授け栽培の方法を教えたため、族人は以来食に困ることがなくなりました。
