伝説
媽祖の伝説は客家社会でも閩南社会と基本的に同じです。宋代に福建省莆田の湄洲島に生まれた林默娘は、幼い頃から聡明で霊異な力を持ち、天気を予知し海難に遭った漁民を救いました。二十八歳で湄洲嶼にて羽化登天した後、沿海の住民から海上の守護神として崇められるようになりました。客家の先人たちは主に山間部に住んでいましたが、渡台の際には同様に媽祖の加護を頼みとしました。台湾に定住した後、客家集落の媽祖廟は独自の特色を発展させました。廟宇の建築に客家の要素(客家花布の装飾や客語の対聯など)を取り入れ、祭典には客家山歌や客家八音の演奏を加え、独特な「客家媽祖」文化を形成しました。
